アルバート・デルロサリオ
1939年11月14日マニラ生まれ。
官民両分野のキャリアを有し、ニューヨーク大学で経営学の学士号を取得。
保険、金融、不動産、海運、通信、消費者製品、小売、製薬、食品など、幅広いビジネスキャリアを持つ。公職に転じる以前は様々な企業の取締役職を歴任、ワシントンD.C.の駐米フィリピン大使も務めた。
米国への特命全権大使として、米国からフィリピンに対する12億米ドルの資金支援の獲得、対テロまたミンダナオ島の平和と開発に関する二国間協力、フィリピンのビジネス・プロセス・アウトソーシング産業への投資、また輸出拡大に尽力。今なお祖国に貢献している功績としては、米下院議員80名で構成されるフィリピン・フレンドシップ党員委員会(Philippine Friendship Caucus Committee)の創設、カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)投資対象国としての承認の維持、 フィリピン国防軍改革プログラムの立案、また先駆的な大使/総領事によるフィリピン視察ツアー、Bayan Ko-Bahay Ko(海外で働くフィリピン人による母国不動産取得の促進)プログラムなどが挙げられる。
外交関係における卓越した貢献により2004年9月にグロリア・マカパガル・アロヨ大統領から友好勲章最高位(the Order of Sikatuna, Rank of Datu)を授与され、1991年にはマカティ教育基金(Makati Foundation for Education)総裁としての功績に対しアキノ大統領からフィリピン軍賞(Philippine Army Award) を授与されたほか、2001年はじめにはフィリピン民主主義促進への貢献に対しグロリア・マカパガル・アロヨ大統領よりEDSA II Heroes 賞を授与。先頃ニューヨーク市ザビエル高校の名誉の殿堂(Xavier Hall of Fame)への入会が認められている。